老眼に関する誤解

老眼に関して一般的によく聞かれる事柄にも、いくらか誤解があります。

例えば以下のようなものです。

  • 高齢者になると始まる⇒平均42.3歳でなり、それ以前でもなる人がいる。
  • 特定の人だけがなる⇒誰でもいずれはなる。病気ではなく生理現象の一つである。
  • 視力が落ちる⇒近くだけが見えにくくなる。遠くを見る視力は変わらない。
  • 見えにくさはみな同じ⇒個人差があり、それ以上に屈折状態による差が大きい。
  • メガネは進行を速める⇒老眼鏡は見やすくするが、調節力低下を促進しない。


老眼だけでなく、 目に関する情報で飛び交っているものはこうした誤りが多いです。

特にここで注意しなくてはいけないことは、老眼になっても遠くをみるときは、今までの見え方と変わりがないということです。もし、遠くを見たときに異常を感じたり、目がかすんだりするのは、老眼ではなく病気の恐れがあります。こういう場合は、眼科医院か眼科のある総合病院へ、なるべく早くいくことをおすすめします。